プレス加工工程では、製造サイズのパネルを切断することなく、導体パターン、ソルダーレジストの形成まで済ませたプリント配線基板を、最終製品や電子部品の実装工程に適合するサイズに仕上げ加工します。
この仕上げ加工は「動力プレス機械」によって行われますが、当社はこの「動力プレス機械」を38台保有していることもあり、「プレス加工による外形加工」を絶対的に得意としています。
また、外形と穴を同時に加工する工法である「総抜き加工」(コンパウンド加工)を主体として、エキセンプレス機といわれる4トンプレス機から120トンの大型プレス機まで全7機種を駆使し、お客様の様々なプレス加工のご要望に対応しています。
プレス加工の抜き加工品では、不良が発生した場合の原因特定が非常に難しい という課題があります。
寸法不良や形状不良をはじめ、バリの多発や反り、ねじれなどの不良のトラブルの多くが金型製作の段階から発生原因のあるものも多く、この場合、プレス工程と歩調を合わせて改善しなければ良品を製造することが難しくなります。
また、製品の外観上の欠陥などもパターン形成工程、金メッキやはんだレベラーなどの仕上げ処理工程と協調してプレス加工工程の修正が必要になります。
そのため当社では、プレス加工機能を十分活かしていただくためにも、パターン形成からプレス加工までの一貫製造として製品を仕上げることを得意としています。
初品であればなおのこと、アートワークフィルムからお任せいただければ、プリント配線基板パネルに導体パターンを露光印刷(あるいはスクリーン印刷)して、エッチングによりパターン形成を行い、プレス加工により製品サイズの完成品に仕上げるまで、最大の効率性を発揮できるようデザインいたします。
ぜひ、プレス加工を伴う一貫製造を得意とする当社の強みをお客様のビジネスにご活用ください。