当社のプリント配線基板の材料は、紙またはガラス布に絶縁性樹脂を含ませたシートを重ねて作成した絶縁材料に、その表面に導電性材料として主に18μmと35μmの厚さの銅箔を載せ、これを加熱積層してできた、いわゆる 銅張積層板 です。
絶縁材料にポリイミドやポリエステルなどを用いた、薄く屈曲性のある「フレキシブル配線基板」の取扱いはありません。
3種類の材料を主力材とする、耐折り曲げ性のある屈曲不能な「リジット基板」 に特化して製造しています。
紙基材フェノール樹脂銅張積層板(ANSI規格でいうところのFR-1)を用いた、片面、両面のリジットプリント基板です。
FR-1は、紙を基材とし、フェノール樹脂を絶縁材として製造された銅張積層板で、次のような特徴があります。
ガラス布・ガラス不織布基材エポキシ樹脂銅張積層板(ANSI規格でいうところのCEM-3)を用いた、片面、両面のリジットプリント基板です。
CEM-3は、ガラス複合基材を基材とし、エポキシ樹脂を絶縁材として製造された銅張積層板で、次のような特徴があります。
ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板(ANSI規格でいうところのFR-4)を用いた、片面、両面のリジットプリント基板です。
FR-4は、ガラス布を基材とし、エポキシ樹脂を絶縁体として製造された銅張積層板で、次のような特徴があります。
また、銅箔無しのアンクラッド積層板も、リジット基板の加工製造として取扱いをしています。
いずれのリジットプリント基板も、「多層プリント基板」や「ビルドアップ多層配線基板」の製造は一切せず、
その分、
「片面プリント基板」と「両面プリント基板」のみに注力・特化しています。